事前に知っておきたいアメリカの平均年収と格差社会

アメリカは古くから日本との関わりが非常に大きいことから、政治経済や文化をはじめあらゆる方面で気になるという人も多いのではないでしょうか。日本では経済指標の大きな判断項目のひとつになっている平均年収を取り上げて見てみると、日本との対比の参考になります。アメリカの労働省統計局(BLS)の発表によると、平均年収は4万3,556ドルということで、現在のドル円為替レートから算出すると、約3,512,312円となり、わかりやすく表記すると約350万円という計算です。この数字だけを見ると、日本とあまり差はないように見受けられます。日本の企業社会もだいぶ欧米化してきたとはいえ、まだまだ年功序列や終身雇用の慣習を残しているところもあります。

アメリカにおける雇用環境は良くも悪くも明朗で、能力主義です。もちろん学歴や資格の有無によっても収入は変わりますが、実際の仕事で才覚があればどんどん平均年収が上がっていきます。一般的には学者やプログラマーをはじめアクチュアリーやエンジニアなどの職種は1000万を越える年収が得られることが多いようです。ただ、その一方で昨今特に社会問題にまで発展しているのが、年々顕著になってきている格差社会の蔓延で、年収が100万円にも満たない家庭もずい分増えてきているといわれています。その背景には、これまで中南米やアフリカ、アジアなど様々な国々から移民を受け入れてきた人口構成にも原因があるといえるでしょう。大学などの学費や医療費が非常に高いという根本的な問題も抱えていることから、根強い問題となっています。